2020年国際女性デーのテーマは、#EachforEqual。集団的個人主義とジェンダー平等の世界を支持するために、私たちそれぞれが提示する独自の視点を等しく評価すべきであるという考えです。

集団的個人主義は、お互いの個性の違いを尊重し合い共感をもつことで生まれるものです。個性は誰もが持っているものであると認識することが必要であり、それぞれの人に居場所が必要で、社会がそれを作らなければいけないのだ、という視点を持つことによって、平等が実現できるのです。

プロダクション、広告、そしてクリエイティブなどの業界では、多様性のある視点が、意味のある本物のコンテンツを作成するために必要不可欠です。Craftのようなグローバル企業で働いていて素晴らしいと感じる事は、包括性と多様性が私たちのビジネスモデルには不可欠であるという事実です。 異なる文化を持つ同僚と話し、協力し合い、創造し、問題を解決していると、毎日、新しい考え方や方法に目覚めます。

24人。これはCraftの22社以上のオフィスで活躍する女性リーダーの数です。女性の視点は文字通りあらゆる地域で取り入れられており、私たちが日々クライアントとCraftのためにくだすプロダクションの選択やビジネス戦略上の意思決定に影響を与えています。

国際女性デーで取り上げられる視点に敬意を込めて、Craftの女性リーダーの何人かに、平等が彼女らにとって何を意味するのか、同じ業界の女性に対してどんなアドバイスをしたいか、そして物事により包括的になるにはどうしたらいいかなどを、皆さんとシェアするために聞いてみました。

女性リーダーたちが語ってくれたのは、次のようなことです。

集団的個人主義を受け入れ、新しい視点が役立つような環境を創り出すために、日々少しずつできることがあります。以下は、どの職場でも適用できる、ブレインストーミングで出てきたアイデアを簡単にまとめたリストです。

  1. ミーティングでは、自分のアイデアや意見を出す前に、他の人にアイデアや意見を出してもらいます。一人一人が意見を述べ貢献できる機会のある協力体制を作ります。
  2. オープンスペースに「真実の壁」を設置し、スタッフにアイデアや考えを書いてもらいます。アイデアや考えは、壮大なものでもささやかなものでも構いません。リーダーシップチームや人事チームは、これらのアイデアや考えをもとにブレーンストーミングをし、新しいアイデアや新しい社内の関係づくりに役立てることができます。
  3. リーダーとスタッフを混在させる。上下関係を超えたメンタープログラムを作成すると、それぞれが様々なリーダーとアイデアや意見を共有する機会を得られます。
  4. 経験をシェアすることが共感を培う鍵となります。そこで、ニュースレター、インスタグラムのアカウント、または専用のウォールスペースを設置して、仕事以外の従業員の活動、趣味、才能にハイライトを当ててみることを考えてみてはどうでしょうか。
  5. あなたのインクルーシヴな考えをチームに話してみましょう。そうすれば、チームはあなたの考えをサポートしたり理解してくれたり、また彼ら自身の考えも話してくれるでしょう。

私たちには、今の働き方をきちんと考え、より良い未来を築く素晴らしい機会があります。インクルーシビティと団結を核とした企業、そしてチームの一員であることを誇りに思います。  そして、新しい声と平等のための場を用意してくださる皆様方に感謝しています。